舞阪港モチガツオ漁 トリヤマを探す

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年04月28日 14:15



南浜名湖は海の産地、例年より早くモチガツオが獲れだした舞阪
港は連日の水揚げに沸いています。

憧れのモチガツオの獲れる海へ、舞阪のカツオ船哲昌丸に乗せて
いただいた日のレポートを続けています。

舞阪のカツオ船のほとんどは一人操業、操船し曳き縄の先にヒット
するカツオを見張り、取りこみ、丁寧にカンコウに寝かせる中に大切
な仕事があります。「トリヤマ」を見つけることです。

カツオの群れは小魚の群れを追ってナブラ(海が魚で溢れかえるこ
と)を作り、そこには小魚を獲ろうと鳥たちが群れて飛びます。
これを見つければそこにカツオの群れがいる可能性が高いのです。



僚船の無線情報を聞き、流して曳き縄を曳く海域にあたりをつけて
曳けば小さな群れ、大きな群れと交差するチャンスが高まります。
そしていきなり、カツオたちは曳き縄の先に飛沫をあげるのです。



キャビンの上に顔を出して操船・見張りしていた船長が船尾に飛び
出してカツオを曳きます。
いかに活きのよいカツオを迅速に引上げて締めるかがモチガツオの
品質となります。
休むことなくこれを繰り返すのがカツオ船の厳しさです。
カツオを引上げながら船尾に操舵コントローラーを引きだした船長は
船の先に僚船などがいないかも確認し、舵を切るのです。



大海原から舞阪の僚船が現れます。後藤船長の「報神丸」が曳き縄
竿を広げて迫ってきます。
無線で大漁を祈る連絡をしつつ、船たちは群れとの遭遇点を探してゆ
くのです。

哲昌丸舞阪モチガツオ漁2013
舞阪港初ガツオ漁
舞阪でモチガツオの買える店


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