春へのスイッチ 舞阪港チャカ船
全国的にも寒さ厳しき二月が終わり、名実ともに春となる三月を
迎える南浜名湖の海です。
冬の舞阪港を賑わせた遠州灘トラフグ漁は今日28日で漁期を終
え、いよいよ春を告げるサヨリ漁が本格化する時期となりました。
舞阪港のチャカ船団はトラフグ漁の漁具を降ろし、サヨリ網と巻き
上げ機に積み替え、三月の遠州灘に網を曳きはじめます。
チャカ船は
トラフグ、
サヨリ、
カツオ、
アマダイ、
手長エビなどの漁、
沿岸の
刺し網漁と通年で漁法・漁場・漁具をかえて働く船、舞阪
にさまざまな幸を水揚げする船団です。
三月からはシロコ船(しらす漁船)は網を積み替えて鯛網漁に向
かいます。
チャカ船団はサヨリなど得意な漁で遠州灘を行きます。
全ては三月の声とともに港が活気をあげてゆくのです。
寒い冬を乗り切った海の男たちは、魚豊かな春の海に向かって
ゆく。
三月の下旬には来期のしらす漁がはじまります。
全て始まる三月に、南浜名湖の船たちは舵を切ってゆくのです。
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