はまなこ里海の会 袋網見学のカニたち

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年08月24日 11:15



浜名湖にはさまざまな伝統漁がありますが、その一つ「袋網漁(角立
て=かくだて)」を見学しよう。

8月18日にNPOはまなこ里海の会が開催した「袋網漁見学会」で獲れ
た魚やカニやエビを、村櫛の漁師さん高山さんが弁天島で披露してく
れました。



上の写真はガザミ(ササガニ)です。メスはこの季節、外子(そとこ)と
呼ばれる卵を抱いています。
この季節の浜名湖のご馳走ガニの代表です。



真っ黒い甲羅を持ち、大きなツメを持っているのが「コウマルガニ」です。
かつては数多く棲んでいて、浜名湖の代表的なカニとされていましたが、
少なくなってきたと聞きました。

このカニを割って味噌汁にすると絶品のカニ汁を楽しむことができます。



ひときわ、ツメを持つ脚が長く、青い色をしているカニは「タイワンガザミ」
です。これもガザミ同様、おいしいカニの一種です。

浜名湖には大きなドウマン(トゲノコギリガザミ)や、その他にもワタリガニ
類のカニが棲んでいます。
その特徴は最も後ろの脚がボートを漕ぐオールのような形をしていること。

浜名湖のカニたちはこの脚を上手に使って器用に泳ぐのです。

次回は袋網に入った魚たちを紹介いたしましょう。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会

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