浜名湖 オコゼのオメメはどこにある
浜名湖や遠州灘に棲む魚の中には、大変な毒を持つ魚がいます。
写真を撮ろうと近づくと、きっと「危ないから気をつけて!」と注意さ
れるのがこの魚です。
「オコゼ」です。
醜い魚はおいしい魚、魚にはそんなセオリーがあり、果たして魚な
のかと疑うような面白い顔、形の魚こそ味がよく、ご馳走になるの
です。
活きオコゼが市場のスチロールケースの中を泳いでいます。
ときどき「プクプク」と泡を出しています。
オコゼはデコボコな上に、たくさんのトゲが生え、藻のついたような
顔をしています。見えにくいのですが、この背ビレのトゲに刺された
ら大変、薬どころか、病院で手当は必須という恐ろしさなのです。
さて「プクプク」と泡を出しているオコゼの目はどこにあるのでしょうね。
「プクプク、ブクブクッ」 泡を浮かるオコゼの顔をじっと観察している
と、ふいに「おメメがパッチリ」と開いた。
泡が水面に浮いてオメメのようにパッチリと開きました。
ちょっと恐ろしいオコゼは、こうしてかわいらしい「パッチリオメメ」を持
ったとさ。
かわいいですね。でも気をつけましょうね。
※取材協力:浜名漁協雄踏支所
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