雄踏港かくれんぼ 手ぬぐいの下はなあに

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年06月22日 07:05



手ぬぐいや晒(さらし)をおやつに蒸かしたおイモの上にかけてある。
こればかりはタオルでは真似ができまえんね。

さらりと軽く、濡れてもすぐに乾く、昭和の景色にはズボンの腰に手
ぬぐいをぶらさげる姿をよく見たものでした。

南浜名湖 雄踏港市場にズラリ並んだ籠に色とりどりの手ぬぐいが
かけられています。
その手ぬぐいは海水で湿してあるのです。

ズラリ並んだ東側から競りがはじまりますが、競りの直前までこの手
ぬぐいで守られているものはなあに?



※市場の照明で色が変ってみえています。

はい、競りがはじまる直前手ぬぐいがとられました。

「サイマキ(クルマエビ)」です。

一枚目の写真で籠が二段になっていますが、下の段の籠には氷が
入っています。活きたままを新鮮に競りにかけようと工夫する漁師さん
の苦心がわかります。

浜名湖の名産クルマエビは地元では「サイマキ」と呼ばれています。



浜名湖の砂底に済むサイマキはプリップリの美味しさ、浜名湖料理を
出すお店では夏の定番料理ネタとして楽しむことができます。

大きなものは天ぷらに、こぶりのものは野菜と一緒にかき揚げに、香
ばしくて香りよく、口でプチンと弾けるのが浜名湖もの、漁師さんの大
切な扱いで私たちは浜名湖サイマキを楽しむことができるのです。

南浜名湖を訪れたなら 雄踏港の浜名湖もの、サイマキを召し上がり
ください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所

関連記事