舞阪港しらす漁 網船と綱船

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年04月19日 14:15



舞阪の活性をあげるのは、生しらすの水揚げ、シロコ漁と呼ばれ
る漁は一枚の袋網を二艘で曳く二艘曳きで行われています。

この日最初の漁場に着いた冨士丸の堀江船長は漁探で水深12
mあたりに群れるしらすを見つけ、網入れを告げます。

網船(あみぶね)は船尾に120mもの長さの網を巻いています。
これを船尾から流しはじめます。



長い網の先には赤いブイがつき、船が網を曳く長さを知らせてい
ます。シロコ船が網曳く後ろ彼方には赤いブイが浮き、その間を
他船が横切ることがないよう知らせています。



網船(あみぶね)が網を出すと、綱船(つなぶね)が真横まで近づあ
いてきます。初めて見ると驚くほどの角度で綱船が迫り驚くほど、
綱船(つなぶね)は網船(あみぶね)に網の片側の綱(つな)を渡し
ます。



綱(つな)を受け取った綱船(つなぶね)は綱を曳きながら離れてい
きます。二艘の船は長い袋網を曳きながらスローで海を行く。
船長は魚探で群れを追いながら海を行くのです。

※取材協力:冨士丸

関連記事