夏のお盆過ぎれば秋の主役のアカアシエビの季節

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遠州灘・浜名湖のエビ

南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

今朝の紹介は浜名湖の夏から秋に移ることを知るご馳走エビ、アカアシエビです。



例年浜名湖のエビは初夏と共に特産のサイマキ(クルマエビ:細巻)とボソ(ヨシエビ)が獲れ出し、その大きさを競います。

このご馳走エビの季節は真夏まで、夏のお盆を過ぎれば浜名湖に秋エビの季節がやってきます。

アカアシエビの季節の到来です。

全国ではアシアカエビとも呼ばれるこのエビの種名はクマエビ(浜名湖では別の種のウシエビがクマエビと呼ばれています)です。

秋まつり始まる頃まで獲れるといいなと期待されるようにまつりに欠かせないアカアシエビの需要が高まります。

赤というよりブドウ色の美しくやわわかいアカアシエビは地域で愛されています。

南浜名湖あそび隊!


 

タイワンガザミのメスはモガ二とも呼ばれるガザミに似た甲羅のカニ

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浜名湖・遠州灘のカニ

南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

昨日紹介したタイワンガザミのオスは青紫色の甲羅を持っていますが、メスはガザミに似た深緑色の甲羅を持っています。

浜名湖に多い藻場(アマモなど海草の林)などに隠れ棲むことからモガニとも呼ばれています。



オスと同様にガザミより数が多く水揚げされ、身の入りもよく人気があります。他のガザミ類と同様に何度か脱皮しながら成長します。

内子(甲羅の中の卵)を持つことも多く、楽しめます。

浜名湖の雄踏・鷲津市場ほか、舞阪漁港の刺し網漁で揚がることがあります。

五月頃から本格的な水揚げがはじまり、年内流通します。

※モガ二が多く育つよう浜名湖ではじまりましたアマモの育成などにもご注目ください。

南浜名湖あそび隊!


 

クマエビは浜名湖最大のブラックタイガー 

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浜名湖・遠州灘のエビ

南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

今朝の紹介は浜名湖最大の大きさに育つ市場名クマエビです。



浜名湖の雄踏・鷲津市場に初夏から水揚げされる市場名クマエビはブラックタイガーの近似種のエビです。

名前どおり真っ黒で大きく育ち、大きなものは30センチになるほどです。

クマエビは浜名湖での呼び方で種の名前はウシエビといいます。

大エビ料理や夏に育ち浜名湖畔でのBBQなどにも使われ楽しまれています。

南浜名湖あそび隊!


 

イシガニは小さな美しいファイター 二つ割りでカニ汁

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浜名湖・遠州灘のカニ

南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

浜名湖には「イシガニ」の名を持つカニが数種類棲んでいます。

マチョな甲羅を持ち、美しいハサミ脚を振りあげて威嚇するイシガニを見たら二つ割りで椀に入れようと思うべし、ワタリガニほど高くありませんから

数が買えればたっぷりのカニ汁を楽しめます。



イシガニ(一部コウマルと呼ぶことも、ドウマンもコウマルと呼ぶ場合も)には2種類の甲羅があり表面が黒・緑光するものとザラザラのものが浜名湖の雄踏・鷲津市場などみ混ざって水揚げされます。

イシガニも最後端の足先がボートのオールのような遊泳脚となっていますからガザミなどワタリガニなど泳ぐjカニの仲間だといえます。

ワタリガニと見れば蒸す・茹でてごちそうにしますが、イシガニは割って椀からはみ出させるカニ汁がよろしい。

よく洗い、二つに割って味噌を投入した汁にするだけ、優美な甲羅を鑑賞しながら汁にとろけだしたカニ汁のうまさ、身をほじる楽しさは格別のものがあります。

見つけたらカニ汁、おススメします。

南浜名湖あそび隊!


 

沿岸刺し網漁のイセエビは9月15日解禁

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遠州灘・浜名湖のエビ

南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。



今朝の紹介はご存じイセエビ、資源管理のため厳密に解禁日が決められた舞阪漁港の幸です。

イセエビも獲れるんだよといえば驚かれるのはイセエビが好みそうな岩礁などが見当たらないからでしょうか

イセエビ漁は厳密に管理された許可漁で許可を受けた漁師さんだけが取り組むことができる漁です。

多くは獲れませんが舞阪漁港を賑わせるイセエビ、ライバルとなったアカザエビと人気を競っています。

※南浜名湖あそび隊!


 

シマイシガニは阪神タイガースとも呼ばれるトラガニ

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浜名湖・遠州灘のカニ

南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

昨日紹介したイシガニに続き珍しい赤色が目立つシマイシガニを紹介いたします。

トラ縞を持つからとトラガニと呼ばれることが最も多く、浜名湖の雄踏・鷲津市場に少量水揚げされます。



不思議なもので海とつながることからさまざまな海の魚や生き物が出入りする浜名湖にも、赤い色のものは珍しい。

市場でもあれば大いに目立ちますが、浅い浜名湖では目立ってしまってエサにされてしまうのかもしれません。

その中を生き抜いて育つシマイシガニは珍しい浜名湖の赤となっています。

浜名湖に棲んではいるが数は揚がらない、最後端の足先がボートのオールのような遊泳脚となり泳ぐことができるカニの仲間です。

南浜名湖あそび隊!


 

ワタリガニであってイシガニでもある ツブワタリイシガニ

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浜名湖・遠州灘のカニ

南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

さて、泳ぐことができるカニをワタリガニ類、その中にはイシガニ類もありますと紹介していますが、浜名湖で少量獲れるどちらの名前も持つカニがツブワタリイシガニです。



ワタリガニ同様に最後端の足先がボートのオールのような遊泳脚を持ち、このカニはイシガニの特徴である鋭い爪を持っています。

さらに美しいツブツブを持っています。多く獲れないためにまとまって揚がることはありませんが、漁師さんに見せていただいたカニを撮らせていただいています。

甲羅の表側はザラザラタイプのイシガニのよう、1枚目の写真でお分かりのように大きさもあり、充分に蒸す・茹でるでいただけます。

もちろんイシガニといえば二つに割ってのカニ汁です。ブツブツもあり鋭い爪が見栄えがよさそうですね。

浜名湖の雄踏・鷲津市場などにときたま水揚げされます。

南浜名湖あそび隊!


 

浜名湖の庶民エビはボソと呼ばれるヨシエビ

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浜名湖・遠州灘のエビ

南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

浜名湖の漁は伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」の解禁に合わせて4月1日から本格的となります。

春から初夏に現れるのが浜名湖のエビたち、その中で庶民エビとして親しまれているのがボソと呼ばれるヨシエビです。



初夏と共に獲れだす浜名湖特産のサイマキことクルマエビは高級エビですが、ボソはそれよりやや庶民的な値段で取引されています。

模様などがないやや硬めの殻の下にムッチリと身が入り、サイマキ同様に天ぷらなどで楽しめます。

真夏とともにやや水揚げが減りますが、その後また増えてくる浜名湖の重要なエビのひとつです。

南浜名湖あそび隊!


 

ウミタナゴは卵胎生 お産のお手伝い

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南浜名湖は海の産地、潮の満ち干で海の潮が出入りする浜名湖は海の産地です。

今日の話題はお産をむかえた浜名湖のウミタナゴ、早朝の浜名湖の雄踏市場に水揚げする漁師さんの船の上、魚のお腹から尾が飛び出したのを見つけてお産の手伝いをすると二匹づつ意外なほど大きな幼魚が飛び出しました。



珍しい卵胎生のウミタナゴはこの時期お産を迎えています。



まんまるおメメのかわいい子たちの誕生、まだまだ産まれそうですね!


※南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港シラス漁大獲れの景気!本船・綱船・新居船

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舞阪・新居のシラス漁の新年度の解禁は3月21日、「大獲れ(おおどれ)」豊漁・大漁の喜びの季節です。

シラス漁関係者は多く、水揚げする漁師さんとの両輪となる加工業は即日加工の忙しさが続き、他漁を終えた漁師さんも加わりパートさんたちはも加工仕事の手伝いに忙しく、明日の鋭気を養う飲食店も繁盛し、シラス販売店は新鮮なしらす干しを販売する。

加工されたしらす干しはその味と品質を待つ全国に運ばれて行きます。

今朝は今切口に凱旋する写真を使ってシロコ船と呼ばれるシラス漁船を紹介します。まずは本船と呼ぶシラスを積む船です。



シラス漁は二艘曳き、本船はキャビンの後ろに網を巻いた大きな巻車(まきしゃ)を持ち、操舵する親方のほか4人ほどの乗り子(乗り組む漁師さん)が乗り組んでいます。

水揚げしたシラスを船の上でボウラ(水揚げ籠)に移し、船首デッキ下のカンコウ(保冷庫)で冷やしながら港へ凱旋します。

日射しからシラスを守るためキャビン前に天幕を持ち、広げているのも本船の特徴です。



本船と共に働くのが綱船(つなぶね)、本船から繰り出した網(あみ)の口を大きく広げるため、片側の曳き綱(つな)を洋上で受け取り本船と並走します。

そしてシラス網を巻き揚げるために再び本線に綱(つな)を渡し戻した後は二度目の網入れをするシラスの群れを探す。二艘は力を合わせて操業しています。綱船(つなぶね)は巻車を持っていても網を持たないことも特徴です。



続いて洋上から今切口を抜けてゆく舞阪のシロコ船と新居のシロコ船の見分け方を紹介しましょう。

海から今切口を抜け右(東)に舵を切るのが舞阪、左(西)へは新居の船が向かいますが装備の特徴からも見分けができます。

手前の舞阪船はキャビンの上に長高く長いアンテナやレーダーなどを装備しますが、向こう側の新居船はキャビン後ろに折りたためるアンテナを持っています。

これは新居漁港の着け場(船の係留場)が市場南の橋をくぐることから折りたたむなどで高さを変えられるように装備されています。

大獲れ続く舞阪・新居のシラス漁、新鮮豊富なしらす干し、この連休は全国に誇る美味しさを数ある名店でご購入、お楽しみください。

※写真提供:舞阪海幸彦さん

南浜名湖あそび隊!