舞阪漁港 蝶の羽を持つホウボウとカナガシラ
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
舞阪漁港の一月の終わり、出漁する船は舞阪から沖の水平線辺りの200mもの深海に網曳く底曳き漁とトラフグ漁、トラフグ漁には外道(目的外の魚)としてホウボウが揚がります。
ご存知蝶のような美しいヒレを持ち、脚のように進化させたヒレで砂底を歩き、浮袋を膨らませてその名のように「ボーボー」と鳴く不思議な魚です。
美しい刺身となり煮つけておいしい魚、江戸時代には兜を被ったような姿から公魚(きみうお)として武家に愛されたともいわれています。
こちらはホウボウに似ていますが別の魚、カナガシラです。底曳き漁の水揚げに混ざります。
こちらも兜を被ったような姿からその名があるのでしょうか、蝶のヒレはなく鋭いトゲを持っています。
似ていて非なる魚、さまざまを見せてくれる舞阪漁港の魚たち、ひとつづつ覚えてください。
南浜名湖あそび隊!
関連記事