浜名湖涼景 明日は丑の日 海老仙立て場

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年07月19日 18:23



終わりのないほどに続く猛暑が続いても、お魚は涼し、この部屋は海老仙の「立て場(たてば)」と呼ばれるところです。

一年安定した水温の井戸水をくみ上げ、積み上げたカゴの上から流す水の音も涼しく、マイナスイオンにあふれたところです。

このカゴには浜名湖の養殖うなぎがそれぞれ20キロほど入り、カゴの側面の下にあるスリットからオーバーフローした水が下のカゴに流れ溢れしている。

ここでうなぎはストレスが抜け、おいしいうなぎになって加工されます。ザーッという水の音が響く夏でも涼しいところです。



明日は丑の日、立て場の隣のうなぎをさく職人さんが活躍しています。

ヌルヌルするはずのうなぎを指でひょいと台に乗せ、目打ちでとめ、うなぎをさらりと伸ばせば、もううなぎは動かない。
次の瞬間、うなぎさき包丁は開いている。

うなぎさきの職人さんの朝は早く、三時とも四時ともいわれるほど、一年で最も忙しい今週はさらに早かったとか。

隣からザーッと水の音が聞こえるだけ、職人さんは寡黙に包丁を振い続けている。真夏の浜名湖の涼景を見せていただきました。

※取材協力:海老仙 
海老仙養鰻場の池上げ

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