舞阪港 歯があるクロムツ ノドグロはアカムツ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年11月22日 15:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪は、遠州灘に網を曳き幸を水揚げしています。舞阪の魅力として沖には相模湾や駿河湾と同様の深みがあり、底曳き漁や深海への釣り漁が活躍していることがあります。

深海に網曳く底曳き漁の網で揚がる魚にクロムツがあります。

黒銀に光るクロムツは人気のアカムツより大きな目を持ち、大きな口には小さく鋭い歯が並んでいます。
同じムツの名で呼ばれていますがクロムツはムツ属の魚です。



人気の高まりから流通名ではノドグロと呼ばれるようになったのがアカムツです。

同じく深海の網にかかるキンメダイ同様内なら燃えるような赤を持ち、こちらには口に鋭い歯が見えません。
同じムツの仲間ながらこちらはアカムツ属の魚です。



舞阪に底曳き漁・深海の釣り漁の船が入れば直接目利きする料理店や居酒屋さんが集まってきます。

うまい脂を持つ深海の美魚たちは人気の魚、獲れたてを出すのではなく何日か寝かせてさらに美味しさを引き出すと聞きます。

ノドグロやクロムツ、深海の美魚たちが揚がるのが舞阪の魅力のひとつなのです。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港の漁師さん
舞阪・浜名湖魚図鑑
舞阪港のお魚さん
共榮丸一艘曳き底曳き漁

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