舞阪港 目の上にアンテナが一本 ウスバハギ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年11月13日 15:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の今切から遠州灘に出漁する舞阪の漁は狙いの魚のほか、さまざまな魚が混ざってかかります。

その中になんとも目と口が離れたがあります。目の上に一本アンテナを立てたウスバハギです。

ハギという名前のとおりウスバハギはカワハギの仲間、カワハギと同様はぎやすい皮をハグことからその名があります。



ハギ類の楽しさは体全体の中での目の位置、長く突き出したオチョボ口とともに思わず笑顔になってしまう姿をしています。

平たい草履のようなその姿から舞阪では「セッタ(雪駄)」とも呼ばれています。



泳ぎが得意とは思えない小さなヒレに突き出したオチョボ口、カワハギ類はこの突き出した口で器用にエサを採り、また釣りではエサを盗るといいます。

多くは水揚げされませんが、見つけたら格好の逸品となるウスバハギ、海の産地では珍しい魚を楽しむことができるのです。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港の漁師さん
舞阪・浜名湖魚図鑑
舞阪港のお魚さん

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