舞阪港 世界最大のカニ タカアシガニが揚がる港

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年11月08日 11:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪港から今切を越え、陸(おか)から見れば水平線辺りの200mもの深海に網を曳くのが舞阪港の一艘曳き底曳き漁の共榮丸です。

舞阪名物のメヒカリなどを揚げる共榮丸の網に時にかかるのが世界最大のカニ、タカアシガニです。
※写真は過去撮影のもので本日獲れたものではありません。

育てば最大3メートルにもなるというタカアシガニは駿河湾などの深海で獲れますが、遠州灘の沖にも同様の深みがありタカアシガニが棲んでいます。



かつて揚がった最大級のカニの大きさはこれほどのもの、大きなハサミ脚の先だけ見ればまさに未知との遭遇というレベルの大きさです。

タカアシガニは舞阪ではヘイケカニという名で呼ばれています。
このヘイケカニという呼び方も珍しいものながら、このカニは舞阪に天気予報をもたらします。

「ヘイケが揚がれば雨が近づいている」といわれるように雨の前に揚がるのです。



狙って揚がることはありませんが時として世界最大のカニがやってくる舞阪、揚がれば地域の居酒屋さんなどでも楽しめます。

タカアシガニの身と味噌を和えた珍味など、世界最大を見てその味を楽しむことができる舞阪です。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
舞阪・浜名湖魚図鑑
舞阪港のお魚さん
共榮丸一艘曳き底曳き漁

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