舞阪大太鼓まつりこと岐佐神社祭典は神の巡行に供して大太鼓勇ましく手踊り賑やかに往路稲荷山まで、復路は神社を目指すまつりです。
復路神の乘物御神輿が年番西町の休所舞阪脇本陣を出立すればお山納まりのクライマックスが近づきます。
岐佐神社のある砂町の手踊りは宮下通りを通して踊り、今年の踊りを納める砂町愛国女子青年が刹那の静けさの中を舞い始めます。
女子青年の披露する踊りは多く、稽古はまつり以前早くから続き宵まつりで披露後、本まつりの沿道各所で本番を迎えます。
まだ新人があれば仲間では先輩もお姉さん役もあるでしょう。
聞けば旧暦を守るまつりのこと仕事で参加できない仲間も出ると聞いています。
来年は年番となる砂町愛国女子青年は来年につなぐ総踊りをおさめていきます。
往路・復路行く往還通り(旧東海道)の西町・仲町・新町は晴れの賑やかさなら、宮下通りはまさに砂町の地元通り、神社に続く家並みの灯りに御神灯だけが続く道、砂町の踊りがよりしっとりとして見えるのはこの暗さが引き立てているのです。
まつりは休所を出立して西町青年会所前を過ぎ南へ折れてまた東へ向いて宮前通りにやってくる。
その前に踊り納める砂町の手踊りの総仕上げがはじまります。
踊り終えてもまつりは終わらない、女子青年も手踊りの子供たちも年番西町の大太鼓の後ろにやってくる自町愛国少年・青年の大太鼓を奮わす力となって後ろから励まし推し、大太鼓を石段上の境内へと押し上げる力になるのです。
御神輿出立の太鼓が響きはじめます。
神が戻るを待つ岐佐神社は静か、舞阪でここだけがお山と呼ばれ石段の上に境内があります。
三連の石鳥居の内法いっぱいの大太鼓(台)が過ぎ、木遣りであげる大太鼓の勇ましさ、溢れる人の波が近づいてくるのです。
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岐佐神社ホームページ
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岐佐神社祭典2016(西町年番)
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岐佐神社祭典2015(仲町年番)
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岐佐神社祭典2014(新町年番)
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岐佐神社祭典2013(砂町年番)
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岐佐神社祭典2012(西町年番)
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岐佐神社祭典2011(仲町年番)