南浜名湖舞阪は海の産地、毎年5月から8月の月1回舞阪漁港を解放して開催される「
舞阪漁港えんばい朝市」が本日6月18日(土)に開催されました。
えんばい朝市で地域の名物食を開発しようと学ぶ
静岡文化芸術大学食文化研究会(米屋武文教授ゼミ)・うまいさかプロジェクトが「うずらコロコロ焼き」を販売しました。
浜名湖のアサリを食害するツメタガイを食べて駆除するメニューづくりから舞阪・浜名湖の食に挑戦してきた研究会は、えんばい朝市実行委員会の協力で昨年からえんばい朝市に出店、昨年は「うまいさかおでん」の工夫を重ねています。
毎回舞阪・浜名湖周辺の幸を素材にする研究会は今回浜名湖西岸の湖西市のうずらの卵を素材に使いました。
湖西市・豊橋市は全国に誇るうずらの産地、抗生物質や殺菌剤などを使わず乳酸菌・発酵菌をつかった有機エサを使って育てられています。臭みが無くいくつでも食べられる卵が自慢です。
溶いた卵と舞阪自慢のしらす干しををたこ焼き器で焼けば鶏卵より美しい黄色の卵焼きができあがり。
学生が注目したのもこのフワフワの黄色い卵焼きです。
えんばい朝市は朝が早い港町らしく早朝7時から販売開始、朝ごはんを食べずにかけつける朝市です。
今回は漁がなかったため生しらす販売がなかった(しらす販売は当日朝の出漁によるものです)朝市でしたが舞阪・浜名湖の魚などの販売や加工品、地域の農産物などを販売する25軒のブースは元気、お子さんが手軽に食べられるころころ焼きも人気を集めました。
まあるく焼き上がった卵焼きに地産のトマトを合わせてうずらころころ焼き、お客様はソースやケチャップ、マヨネーズやマスタードをかけて楽しみます。
最後に浜名湖の青海苔をふりかけて香りを楽しむのも学生たちの工夫です。
昨年の出店から今回で5回の出店となった静岡文化芸術大学食文化研究会とうまいさかプロジェクトのみなさん。
出店はえんばい朝市実行委員会のみなさんのご厚意と期待によるもの、次回も新しい工夫を盛り込む意気込みです。
えんばい朝市出店の窓口となり昨年はうまいさかおでんで協力をいただいた舞阪唯一の練り物店「
魚秀」のみなさんや応援していただいているみなさんに、工夫して成長した舞阪・浜名湖の名物うずらころころ焼きを召し上がっていただきました。
来月の舞阪漁港えんばい朝市は7月16日(土)7:00販売開始が予定されています。
地域の学生たちの工夫にご期待と応援をお願いいたします。
※取材協力:舞阪漁港えんばい朝市実行委員会 静岡文化芸術大学食文化研究会
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舞阪漁港えんばい朝市公式ホームページ
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うまいさかプロジェクト