静岡文化芸術大学 ツメタガイのピザ・パンを開発中

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年11月09日 11:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖はアサリの産地、通年採貝漁師さんが採るアサリに混ざり、アサリを食害するツメタガイが水揚げされています。

アサリに穴を開けて食べてしまうツメタガイは浜名湖では「うんない」と呼ばれ、産卵期にはアサリ漁師さんが力を合わせて駆除しています。

浜名湖では食習慣がないこの未利用貝のツメタガイを食べて駆除しようと工夫するのが、写真中央の手ぬぐいを被る「浜名っ娘クラブ」のみなさんです。

浜名っ娘クラブ(代表:天野八代美さん)はしらす漁の親方衆の奥さん、ツメタガイを利用して「ぎゅっとつめたがい」という佃煮を開発しています。



浜名っ娘クラブからツメタガイや加工技術を学んだのが静岡文化芸術大学食文化研究会(米屋武文教授ゼミ)のみなさんです。

今年は舞阪漁港えんばい朝市(魚秀ブース)でツメタガイを使ったおでんや、唐揚げなどを開発販売したゼミのみなさんが新たに開発しているのがツメタガイを使ったパン類です。



ツメタガイは独特のぬめりを持っていますが、加工をすればまるでサザエやアワビ、またはタコのような食感となります。

これをパン屋さんの協力で食べやすく工夫する開発が続いています。

浜名湖の未利用貝を使った米屋ゼミ、静岡文化芸術大学食文化研究会の活動を応援しています。

※取材協力:静岡文化芸術大学Tmetter 米屋武文先生 浜名っ娘クラブ
静岡文化芸術大学うまいさかプロジェクト
静岡文化芸術大学Tmetter
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