子供たちの憧れの大太鼓 弁天神社祭典

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年06月28日 15:15



南浜名湖のまつり、舞阪岐佐神社・本日開催の弁天神社祭典・雄踏地域の祭典など浜名湖周辺の祭りには大太鼓を打つ伝統文化があります。

昨日の宵祭りに続き本祭り開催の弁天神社祭典で大太鼓を叩く、子供たち、子供たちの憧れの青年のみなさんに大太鼓を教えていただきました。



子供たちが叩くのは子供の大太鼓、子供たちが見上げるような大きさの太鼓に挑戦します。
小さい頃から一人前に叩けるように練習し、祭りで腕を試します。

子供たちが憧れるのは大人が叩く大太鼓です。
弁天神社は弁天島に夏を呼びこむ大太鼓まつり、子供たちは大人の大太鼓に憧れて育っていきます。



見上げるような大太鼓を叩くバチ、太鼓ブチです。
まるでバットのような長さを持ち、大太鼓の芯を叩きます。



大太鼓を叩くと書きますが、見上げるほどの大きさの太鼓はバチの先で叩くのではありません。
腰を入れ体を叩きつけるようにするには、太鼓ブチを持つ拳を皮にぶつけながら叩きます。

祭りはじまれば太鼓にはこの拳の高さに赤黒い染みができていきます。
拳の付け根から血がしぶくほどの勢いで夏を呼び込む大太鼓に挑戦しています。



子供たちはみな、大人太鼓の大きさに憧れ、「どこが太鼓の芯か」を聞いています。
まだ飛び上がってもどうしても届かない大太鼓を、いつか叩く大人に成長するのです。



まつりはじまれば子供たちは今の太鼓への挑戦に夢中になります。
青年や大人もかつての子供、それでもまだ挑戦は続き、より大きくより響かせようと挑むのです。

大太鼓の文化の町、浜名湖、弁天神社祭典の大太鼓の炸裂音が海に響いています。

※取材協力:弁天神社 一弁のみなさん
弁天神社祭典
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