春待ちの紅 紅つけた魚はなあに

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年01月18日 17:52



南浜名湖は海の産地、1月のこの時期は続くトラフグ漁、再開
が期待される底曳き漁が遠州灘に出漁していますが、真冬に
期待するのは春の兆し、来月中旬からはじまる春の漁に期待
があがります。

クチバシ状に長く飛び出した吻(ふん)を持つこの魚が舞阪の
春を呼ぶ魚が美しい紅をつけて遠州灘に登場します。



よく見ればこの長い吻は下顎が伸びたもの、美しい背の青と銀
の細い体が春のハシリとして舞阪港に水揚げされるのは2月15
日から、まだ春とはいえない海の飛沫のように透明で鮮烈な刺身
として楽しまれる魚です。



もうおわかりになりましたね。
紅つけた春一番の魚はサヨリ、漢字では針魚とも書くことがこの
長い吻を持ちスマートな魚の名前です。

舞阪港の漁では二艘曳きで獲られるサヨリ、しらす船が二艘曳き
で、2月末までトラフグを獲るチャカ船が僚船と二艘で組んでの二
艘曳きで漁をします。

春まだ早い遠州灘の表層を群れで泳ぐサヨリがやってくれば、舞阪
に新しい春がやってきます。

哲昌丸・千葉丸サヨリ漁
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