浜名湖 メバル・メジナ・クモヒトデ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年04月04日 20:15



舞阪港周辺には多くの防波堤があり、短い竿でそのすぐ足下の海
に釣り糸を垂らす釣り人が春の陽気を楽しんでいます。

「この足下あたりでメバルを狙っているんですよ」

魚好きでありながら釣りを知らなくとも、釣りは楽しめる。釣り人さん
に話しかけて邪魔になりながらその竿先を眺めているのです。

「おっ!」、瞬間を楽しむ釣り人は足下の海からキラキラを引き抜き
ます。「メバル」です。



小さなメバルの楽しみ釣り、海に竿を出すのを楽しむ足下のメバル
釣りに春の海からそよそよと海風が心地よいのです。

「僕は写真ばかりだけれど、おかげでいつも大漁です」と笑い合う
のです。



「メジナ」です。メバルと名前も似ていて、ほぼ同じところで釣れるの
ですが、青黒い美しい魚にもかかわらず「ウミブナ」などと呼ばれて
大切にはされません。

シーズンとなればこのウミブナは防波堤の上に生きたまま捨てられて
いるのを見ます。苦しそうでかわいそうで海に戻してあげたくなるので
すが、出会った釣り人さんは大切に海に戻してくれました。
ありがとう。

大きく育てば関西では磯釣りの対象魚「グレ」と呼ばれて珍重される
魚も浜名湖では磯臭いと食べられていないそうです。



「わっ!」と驚いたのは足下のバケモノに気づいたからでした。
漁の網にかかり脚がもげたものを見かけるクモヒトデです。

ジッと見ればゾワッと恐怖に襲われる春の陽気の防波堤、「クモは
だめなんです」とたじろいでいた今日の防波堤なのでした。

※取材協力:舞阪の釣り人さん

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