舞阪港のサケ、サケマス類の不思議

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年03月06日 07:05



舞阪港から出漁する春告げ漁のサヨリ漁は、二艘曳きの網を
遠州灘の水面近くに曳き、透き通るような美しいサヨリを揚げ
ています。

港に水揚げに戻ってきたサヨリ漁の哲昌丸・千葉丸の船長に
「面白い魚が入ったよ」と見せていただいたのがこの魚です。

「サケ」や「マス」のように見える魚です。

浜名湖はサケ類であるアユ(鮎)が泳ぎ、春先のアユ仔が奥
浜名湖の都田川などへ遡上すると聞いていますが、この魚は
サケやマスに似ています。



30センチほどのこの魚は、あきらかにサケやマスに似た姿、
サケマス類の魚は仔の次代は川で育ち、やがて海に出て育つ
という。そして産卵のためにまた故郷の川へ戻ってゆくのです。

遠州灘とつながる浜名湖は潮の干満を強く受け、海のつながり
と言ってもよい湖、その奥に真水を注ぐ川があり、入口近くには
浜松の佐鳴湖とつながる新川放水路があります。

大きな浜名湖は河川法上は「都田川」となっていますが、川と
海を行き来する魚が泳ぎ、今切を通って遠州灘までの海を泳い
でいるのです。

舞阪港にあがったサケマス類の魚、さて何という魚なのでしょ
うか。

3/11 お教えいただきました

いつも応援いただいています「浜名湖探訪」のハゼドンさんより
以下のようにお教えいただきました。

「これはアマゴの降海型のサツキマスです。他に降海型のヤマメを
サクラマスといいます」

ハゼドンさんありがとうございました。

※取材協力:哲昌丸・千葉丸

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