潮止まりの漁 舞阪港一枚網マダカ漁

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年01月31日 07:05



真冬の夜明け、カワウ群れ飛ぶ舞阪港に一艘の船が着いていま
す。一枚網漁の名人、第一正一丸の渡辺船長です。

「カワウがすごいだろう」

第一正一丸はカワウの群れを分けてやってきたのです。

「毎年こんなにいましたっけ」、「このくらいは毎冬やってくるんだよ」

渡辺船長は刺し網で鯛を、カニを、秋からは一枚網でマダカ(スズキ
まで大きくないセイゴ)を獲っています。
潮の干満の間、潮止まりの時間に合わせて出漁する網の漁です。



船のカンコウ(生け簀)には背ビレが出るほどのマダカが大漁、冬の
マダカは貴重なもの、冬の寒い朝もいとわない、早起き漁師さんなら
ではの漁果を見せてくれました。



漁は次の漁の準備で終わります。
長い網を丁寧に納めてゆく渡辺船長の漁は、毎日変る潮止まりをめ
がけてゆく漁、海の潮と共に働く舞阪の働きものの漁師さんの毎日を
教えていただきました。

※取材協力:第一正一丸 渡辺船長

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