正一丸 三枚刺し網 黒鯛あがる
舞阪港の鯛網漁のベテラン、渡辺正一さんに誘っていただいて
浜名湖の黒鯛三枚刺し網漁を見せていただいています。
浜名湖競艇場近くの漁場で刺し網を降ろした第一正一丸はグル
リと「デンデンムシ」のように網を巻きました。
いよいよ網をあげていきます。
潮止まりの浜名湖から網をあげると、黒鯛がかかっています。
「すごいすごい」、大きな黒鯛、中型の黒鯛とさまざまです。
同行した仲間が黒鯛を持って見せてくれます。
鯛類は背びれに鋭いトゲを持ち、手袋をして持つものです。
油断すると、痛っ!と刺さる鋭いトゲです。
脚が鮮やかな青い色の「タイワンガザミ」が揚がってきます。
オスは青く、雌は目立たない色をしているワタリガニの仲間
です。
三枚刺し網にかかった魚やガニは外側の大きな目、内側は袋
のようになる小さな目の網に絡まります。
これを外すのは根気と手間がかかる仕事です。
きれいに外し、また次の漁のために刺し網をきれいに整えて
おくこと、漁だけではない漁師さんの仕事です。
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