遠く黒潮まで、沿岸のトラフグ漁など僚船と共に漁をする舞阪港の
チャカ船団には多くのベテランが若手を率い、若手はベテランに学
んでいます。
トラフグ漁を終え、舞阪港の活魚・鮮魚市場、通称「問屋」に船を
着けるのが「彦四丸」の英二船長です。
彦四丸英二船長の活躍はこちら
今年もカツオ漁やトラフグ漁などで別の漁師さんの船に乗せていた
だくと、僚船同士が盛んに無線で情報を交わし合います。
ほとんどの船が一人で乗り組むため、互いの情報で僚船とも豊漁
になるようにと無線が発されています。
その中で「まだ顔を見ないよ(魚がとれない)」という無線に盛んに
反応するのが英二船長、「この先に群れがいるよ、大漁になるよ」
と励まし続け、時には釣れた(獲れた)自らの漁場に誘うのです。
出漁すれば船の上、魚をどっさり獲って凱旋しようと漁師さんは働き
ますが、弱気になる時もある。その心を明るく楽しく無線で支えてい
るのが英二船長なのです。
漁のことから魚、舞阪漁師の伝統まで教えていただいている彦四丸
の英二船長の今期のトラフグ漁、その後の漁が豊漁であることを祈り
ます。