浜名湖牡蠣 寒中水揚げは風物詩

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年01月03日 11:15



冬の舞阪に朝早く訪れたなら、舞阪港入口から少し北にある北
雁木(きたがんげ)をのぞいて見てください。
11月から春まで続く舞阪の牡蠣漁師さんが寒中に牡蠣を水揚
げする様子を見ることができます。

岩のような牡蠣をいっぱいに入れた牡蠣ダモをふるい、丸い牡
蠣ボウラに入れてゆく力技は力持ちの若い漁師さんが担当します。

若き漁師さんは宮國さん、沖縄から浜松の大学に在学中、カネ
幸堀内さんの息子さんと知り合い、舞阪の魅力を知って漁師さん
になったといいます。
シロコ船に乗って働き、冬はこうして牡蠣漁の力仕事にも精を出
して働いています。



ズッシリとした牡蠣を受け取り、海で一度洗い、牡蠣ボウラにあけ
る仕事は重労働、それも足は海の中、朝のぬくぬくの車の中から
寒中の早朝に行われるこの作業を見れば漁師さんの働きのすご
さを知るのです。



奥浜名湖で育った牡蠣たちはここで最後の海にもう一度戻ります。
海につけられた牡蠣はこの後、北雁木に近い剥き場で剥かれて
詰められ午前には販売店、料理店に運ばれていきます。



海の男たちはキツイ労働も冗談を言いながら楽しむようにこなして
ゆく、冬の舞阪を代表する浜名湖牡蠣はこうして海から運ばれて
くるのです。

※取材協力:カネ幸堀内商店のみなさん 053-592-1955

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