あさり漁の海を行く 浜名湖牡蠣船
夜明けの浜名湖を奥浜名湖から舞阪に戻る浜名湖牡蠣船は、途中
あさり掻きをする漁師さんのいる海域を抜けていきます。
浜名湖はあさりの大漁場、舞阪港のしらす漁とあさり漁は浜名湖の
二大漁業と言われ、通年であさりが採られています。
採貝漁の漁師さんの働く海域を進んでいきます。
採貝(あさり)漁の方法は大きく二つに分けられます。
この漁師さんは「長柄(ながえ)」と呼ばれる長い竿の先にクマザラ
(貝を掻くステンレス製のもの)をつけたもので船上から深い砂底の貝
を掻いています。
長柄の漁師さんの向こうに「陸掻き(おかがき)」と呼ぶ海に降りて貝
を掻く漁師さんが見えています。
12月の冷たい海での漁はどちらも苦労の多いもの、私たちが通年で
いただく浜名湖のあさりはこうして採られているのです。
堀内丸に曳かれた船の上では掻きほぐしが続いています。
夜明けの海で働くあさり漁師さんの横を通り抜ける牡蠣船は舞阪港を
目指して進んでいきます。
※取材協力:
カネ幸堀内商店のみなさん 053-592-1955
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