浜名湖牡蠣育つ 奥浜名湖の牡蠣棚

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年12月23日 11:15



浜名湖牡蠣は夏まで南浜名湖の牡蠣棚で育て、その後秋からは
山と川の栄養が多い奥浜名湖の牡蠣棚に吊るしかえられます。
舞阪の牡蠣漁師さん「カネ幸堀内商店」のみなさんのご厚意で牡蠣
棚に同行させていただいています。

「ひとつ開けてみよう」
堀内さんが熟練の腕でふるう牡蠣剥きナイフで牡蠣は口を開きます。

「ほほぅ、大きく育ったな」、一年三ヶ月かけて育てる浜名湖牡蠣の
はしりから旬を迎えた漁師さんは通年牡蠣の世話をし育ててきたの
です。



ぷっくりと盛り上がった見事な浜名湖牡蠣が現れました。
わずかの時間で剥かれた牡蠣は熟練の技のなせるもの、牡蠣剥き
は三年ほどの修練を経て一人前になると言われています。



吊した針金や種がついていたホタテ貝の殻など見えぬほどに育った
牡蠣にはさまざまな海の生き物がついています。
まるで岩のような牡蠣の塊に、素人ではどこが個体の境なのかがわ
からぬほどです。



「この棚の牡蠣を揚げよう」、堀内さんの号令で水揚げ作業がはじま
ります。
船の前から積んでゆく牡蠣揚げ作業が続き、船は次第に重くなってゆ
くのです。

※取材協力:カネ幸堀内商店のみなさん 053-592-1955

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