舞阪トラフグ漁 トラフグの鋭い歯

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年12月04日 14:15



舞阪港から出漁する遠州灘のトラフグ漁には、延長5kmもの底
はえ縄にエサをつけた600本もの枝ばりが付けられ海底に沈め
られます。

釣りあげられたトラフグはフグ類の特徴として鋭い歯を持ってい
ます。間違って指などが口に入れば容易に切り取られてしまう
ほどの歯で海底の貝などをトラフグは捕食しています。



はえ縄につけられた枝バリとその周辺はステンレスでつくられて
います。またハリは特に丈夫なものを使い、ハリを噛み切られな
いように工夫されています。
トラフグの口からラジオペンチで外します。



トラフグは活きを保ったまま舞坂港に水揚げしますから、流海水
の満たされたボウラや船底のカンコウ(生簀・ライブウェル)に入れ
られます。

釣りあげられたトラフグは歯で他を傷つけることがあるために、仕
切りをつけて分けられます。



釣りあげられたフグの常、腹をふくらませたトラフグは腹を上にし
てしまう場合がありますが、次第に落ち着き泳ぐようになります。

漁徳丸の底はえ縄は巻き上げられていきます。

※取材協力:漁徳丸

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