舞阪トラフグ漁 漁徳丸 縄上げの準備

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年11月26日 14:15



舞阪港のトラフグ漁は延長5kmに及ぶ長い底はえ縄に600本もの
エサをつけて海に沈め、巻きあげてトラフグを釣りあげます。

はえ縄を全て降ろし終えた英治船長はマンパチを船首へと運びま
す。漁師さんの仕事は全て明日へとつなぐ仕事、巻き上げたはえ
縄はまたこのマンパチに整理しながらすすめます。



船首左舷にあるのがはえ縄の巻上げ機、ここに縄をかけて巻きあ
げつつ、空のマンパチに整理されていきます。
マンパチにズラリと並ぶハリにエサをつけるだけでも帰港後に3時
間もの時間がかかる仕事があります。



今期のトラフグ漁に合わせて漁徳丸の英治船長は船の心臓である
エンジンを新装しました。
船底に搭載されたエンジンは三菱製のなんと9000cc、530馬力の
強心臓、ターボディーゼルエンジンが力強くうなっています。
漁徳丸は遠い黒潮まで遠征してカツオ漁なども行うチャカ船、英治
船長の漁徳丸は高速船として生まれ変わっています。



旧来のエンジンは船のキャビン前に立つ排気筒を持っていましたが、
新エンジン換装と共に廃され、とも排気となりました。
船尾から排気する新漁徳丸はキャビン前への視界が広がり、船尾か
らの排気がジェットエンジンのような音をさせて進みます。

隣の僚船、妙将丸が近くにいます。お願いして接近していただきます。

※取材協力:漁徳丸英治船長

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