浜名湖風物詩 海苔杭立つ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年09月22日 14:15



遠浅な砂底が広がる南浜名湖は、その浅瀬を利用して浜名湖海苔
が養殖される海が広がっています。

夏の間は潮干狩りの瀬となる浅瀬は潮の干満の影響を強く受け、新
鮮な潮が流れるところ、ここで風味のよい浜名湖海苔が育てられて
います。

この季節は杭を立て、種をつけた網を張る海苔養殖のはじまりを見る
ことができます。



弁天島の赤鳥居が瀬にする大きな瀬は「いかり瀬」、形が似ているこ
とからクジラ島などとも呼ばれますが、このぐるりの浅瀬に杭が打たれ
広い海苔棚がつくられていきます。

浅瀬と航路の境には多くのカモメが列をなして並んでいます。



浜名湖の秋がはじまっています。
海苔棚の前を同じく冬に収穫を迎える浜名湖牡蠣漁師さんの船が行き
ます。
秋の青い海にはすくすくと浜名湖の冬の幸が育っているのです。



豊かな海の漁があり、またボートで楽しむ釣りがある。
浜名湖はボートの海、船の海、エンジンの音響く海は秋の豊かを感じ
させてくれるのです。

※写真:舞阪海幸彦さん

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