弁天島乙女園 熟れる牡蠣棚

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年08月07日 20:51



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夏が来れば秋も冬も遠からじ。

季節はそれぞれハシリがあり、盛りとなり、熟れて次へバトンを渡し
ていきますが、汐の中ではまた別のハシリと盛り、熟れを迎えようと
しているのです。

昨日の夕陽があまりにも美しく、今日もその続きを使わせていただ
いています。



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海で育つものにとって浜名湖は大海です。
この海は今切でもっと大きな海につながっています。

一日分だけ育った海のものたちは、大海の向こうに沈む夕陽の残照
を私たちと一緒に見上げているでしょうか。
海の向こうには競艇場やサンマリンブリッジがあることを知っているで
しょうか。



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牡蠣棚の牡蠣たちは漁師さんに丹精をこめて育てられています。
何度も何度も提げられる場所を変えては冬までに育ってゆくのです。

一日分の育ちを今日も追えて海と一緒に夜を迎えるのです。

汐の海に夜が近づいてきます。新鮮な汐が浜名湖に流れ込んできます。
牡蠣たちが棚のゆりかごで汐に揺られて眠る時間です。

弁天島の牡蠣たち、おやすみなさい。ゆっくり育とうね。

※写真:舞阪海幸彦さん

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