乙女園涼景 残照
※大きな写真は
こちらです
「残照」という言葉をご存知でしょうか。日が沈んでからも雲などに
照り映えて残っている光を「残照」と云うのです。
18:58分です。
海を渡った夏の太陽が海の向こうのお山に沈んでしまっても、少し
そのまま待ってみてください。
そこから弁天島乙女園の残照を見ることができるのです。
※大きな写真は
こちらです
19:02分です。残照がはじまります。
夏の光が消えてしまった西の空がまた明るくなってきます。
そして名残の光が空を海をまた美しく染め始めるのです。
カメラマンはこの光を待って乙女園に立つのです。
※大きな写真は
こちらです
19:09分です。
昼には青い空を映していた青い海は、残照の時にもう一度空と海が
つながります。
同じ色に染まって見せてくれるのです。
夏の日は熟れていきます。そして対岸の灯が見え始めたら、その灯
と共に空は海の群青色に呑み込まれてゆくのです。
弁天島乙女園の今日が終わります。
※写真:舞阪海幸彦さん
関連記事