弁天神社祭典大太鼓響く

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年07月01日 10:46



南浜名湖 弁天島海浜公園から「プシュッ、バーン」と炸裂した花火
を合図に「ダーンッダーンッ」と空気を震わす大太鼓が叩き鳴らさ
れます。

弁天島に夏を呼ぶ弁天神社の太鼓です。

今日の「弁天神社祭典」は境内に一辨(弁)、二辨(弁)の大太鼓・
中太鼓が揃い、神事のあと手踊りを先導に町内を巡ります。



弁天島には天女伝説(弁天島に舞い降りた天女は後に美保へ)が
あり、後の豊永六年(1709年)に今切渡海安全のために弁天神社
が建てられ、海上・交通・家内安全、商売繁盛など所願成就の神と
して進行されています。

JR弁天島駅の東向かい側にあり、常に奉仕会のみなさんが境内
を整備し、心が澄むところです。



一辨(弁 地域)はJR弁天島駅を中心に東は舞阪港へ向かう弁天
橋までとJR弁天島駅の北側の地域、二辨(弁 地域)はさらに北側
の渚園までの地域をいい、それぞれに大太鼓・中太鼓を持ってい
ます。男たちの背には太鼓の意匠が描かれています。



法被はありますが、大太鼓を叩くときには揃いのシャツとなり、背を
はるかにこえる大きさの大太鼓に立ち向かっていきます。
体をぶつけるように叩くのです。



弁天島太鼓の撥はこのように長いもので「太鼓ぶち」と呼ばれていま
す。中太鼓を叩くのは「弁天少年」たちです。
子供の頃子度雄の頃から太鼓の音と笛で育つ子供たちは、さらに大
きな大太鼓を叩くことに憧れて成長していきます。



弁天神社を出発した手踊りと太鼓は、弁天島海浜公園をまわり、JR
弁天島駅東側をくぐって町内まわりに向かいます。

手踊りと大太鼓・中太鼓は町内をめぐり、今晩18:00過ぎから再び弁
天島駅前側を目指します。
20:00過ぎに弁天島駅東側、山松魚店を経て神社に戻り、21:00に
神社に集結して夏を呼ぶ太鼓の打ち納めとなります。

関連記事