弁天島 夕色は沈む山の彼方へ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年06月22日 21:59



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毎日降ったあの雨を、連れてきたのは黒い雲、雨がやんだらとまた
ゆこう、毎日まいにち空見てた、早く明けろと空見てた。

雨が降っても降らずとも、海はたっぷり汐満たす。雨を降らせたあの
雲の向こうに夕日あるのだと、見えなくてもいるんだよ。

久しぶりの夕日に羽を広げるのは鳥ばかりではないのです。



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夕日の時間は沈むまで、町ならそれでよいけれど、海の夕焼けまだ
続く、沈んだ後もまだ続く。
雨が残した雲でさえ、沈んだあとも輝かせ、みえない夕日は照らし出す。



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鳥が鳥に見えるうち、汐が汐であるうちに、そろそろお家に帰りましょう。
残りの光はあとわずか、色があるうちに帰りましょう。
町ならカラスが飛ぶ空を、魚を獲る鳥帰ります。



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冬の夕日は海の向こう、夏の夕日は山の向こうに消えてゆく。
残る光と消えてゆく。

この色表す名があるのなら、きれいなその色伝えよう、まばたく間に変
わりゆく光の数ほどある色を名付けられたら伝えよう。

台風・熱低一家の弁天の夏の光は山のむこう、昨日も起きていたはず
の、今日の夕日の見事さを、見届けたら伝えよう、写真に撮って伝えよう。

※写真:舞阪海幸彦さん

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