南の海のホバリング鳥 アジサシ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年06月21日 16:15



初夏から夏、南浜名湖の海を一人占めするようにホバリングして
飛ぶ美しい羽の鳥を見ることができます。

ホバリングとはヘリコプターが空中で静止するように浮かぶあの
様子のこと、風を切って飛ぶこの鳥は、海面近くにいる魚をその目
で確認に、落ちるように海にダイブして捕まえるのです。

「アジサシ」です。

以前、「浜名湖の自然を守る会」で事務局長の寺田さんお誘いの
自然講座で学んだこの鳥は初夏に産卵期をむかえます。
そして夏の間に子育てをして、また渡ってゆくのです。

アジサシの卵は砂地に育つ海洋性植物のあるところに産まれます
から自然を守る会のみなさんは、海を訪れるみなさんに踏まれない
ようにと、保護ロープを張ったりして守る活動を続けているのです。

5月以降の砂浜はようく足元を見て歩きましょうね。



飛びながらしばしばホバリングして狙いを定め、「ポチャン」と落ちる
ようにダイブしている様子を見れば、しばしばその美しい嘴の先に
光る小魚を捕えた様子を見ることができるのです。



南浜名湖を行く豊かの船を撮りながら、舞阪海幸彦さんはアジサシ
を撮ってくれました。

このカテゴリー「舞阪海幸彦の海撮り」という名、じつは「海鳥」にも
かけてあるのです。

青い海を舞う白い翼は南浜名湖で子育てをするアジサシなのです。

※写真:舞阪海幸彦さん

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