弁天島乙女園　残照の海

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先日の金冠日食に続き、金星の太陽面追加で多くの人が眩しい
空を見上げた今日も終わろうとしています。

初夏を迎えさまざまな釣りが楽しめるようになった弁天島の海は
足元が見えなくなるまで、釣りを愉しむ釣り人が竿を出しています。

弁天島乙女園が残照に輝く時間がやってきます。



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浜名湖は海に注ぎ、豊かな海は浜名湖を潤しています。
空はその色を浜名湖に映して輝き、今日はその顔にホクロを浮か
べて西へ向ってゆくのです。

この色をなんと表現いたしましょう。
この色を撮っているうちに、さっきの色となり、夜の絵の具が溶け
込んでゆく。

海のうねりも波にも影響されない浜名湖は、その細やかな律動を
色に添えて輝いているのです。



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今世紀最後の天体ショーを見せてくれた太陽は、多くの人に仰ぎ
みられた一日でした。

弁天島の西の海に特別な今日の太陽は沈んでいきます。

私たちの営みが明日も続くように同じ太陽は明日も昇ってきます。
弁天島は夕陽の名所、冬には海へ、夏には浜名湖を輝かせて沈
んでいきます。

弁天島の赤鳥居がライトアップをはじめ、明日のはじまりの夜が
やってきます。

※写真：舞阪海幸彦さん