遠州灘沖15マイル、大きな潮目の中にいる哲昌丸は早朝5時
に出港してこの海域にいた。
9:01分、哲昌丸でシイラ祭りがはじまります。
「こっち」「あっち」「タモタモ!」「ギャフ!」
いっぺんにシイラがかかればカメラはパニックとなる。
狭いアングルの中に複数のシイラを収めることはできないの
です。
哲昌丸は大潮目の中の巨大な浮き藻漂う中にいて、船の左右
船首、船尾から放射状にキャストされたルアーにみなシイラ
がかかったのです。
シイラ釣りに大小は関係ありません、確実にポイントをとら
えシイラとやりとりする楽しさ、その炸裂を誰もがいっぺん
に味わう時、船中はシイラ祭りとなって騒ぎまくります。
「撮っておくれ」「こっちもこっちも」
忙しい上に、個人持ちのカメラまで渡されてパニックになる
ほどの爆釣りにほとんどは収めることができません。
みな勝手にあげてはクーラーに放りこむ、クーラーは開きっ
ぱなしになるのです。
船長の操作で甲板に放水がはじまる。
シイラの血はヌルヌルとすべり、洗い流さねばみなの足元が
危ないのです。
ほとばしる真っ赤な血はそれでもみんなのシャツやパンツを
汚している。
放水をざっぷりかぶって洗うヤツがいる。
シイラまつりは大騒ぎ、遠州灘のシイラの数はこんなもので
はないのです。
<哲昌丸(てつしょうまる)>
遠州灘・御前崎沖広くシイラ釣りやサビキでのアジ・サバを狙
う遊漁船哲昌丸(てつしょうまる)は舞阪港を母港に、新居砂
揚場で乗船するスポーツフィッシャーマンの頼れる船です。
お問い合わせは
哲丸丸和久田船長 浜松市西区舞阪町 053-592-0919 まで
「まつりだ!まつりだ!シイラ祭りだよう!」と言いながら
ワハハと笑っている海の男ですよ。