哲昌丸 シイラ 7分間の勝者

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年08月21日 13:53



舞阪港を出港し、新居巣砂あげ場で乗船した9人の仲間は愉快
なブラジリアンのシイラファンたち、20年のベテランからまだ
初心者までこの日はシイラをあげた。

潮目を発見し、そこで浮き藻などのゴミのまわりに棲む小魚を
追うシイラに向けてキャストする。
海のことだもの、当たりハズレはあるものの、この日の遠州灘
は哲昌丸に最大の笑顔を見せてくれました。

「デカイでかいやったやった!」

巨大なシイラの引きはものすごく、一度二度と潜られて船中を
右へ左へと移動して引き揚げた喜びは大きい。

「写真写真!」といっても疲れた手は痺れている。
頭の後ろから尾びれまでつづく背びれを持っての写真となりま
した。



シイラがジャンプしたこの時間から7分のバトル。
7分間ロッドは弓になり続け、クーラーボックスやタックルボ
ックスを乗り越えて船中を右へ左へ、時には前へと移動してしと
めた海のアスリートは船にあがれば急速に色を落としてゆく。



「どいてどいて!」このシイラについていたもう一匹が船をか
すめてゆく、シイラをリリースすればまわりの全てのシイラは
共に姿を消してしまう。

シイラは釣りあげる魚である。



<哲昌丸(てつしょうまる)>

遠州灘・御前崎沖広くシイラ釣りやサビキでのアジ・サバを狙
う遊漁船哲昌丸(てつしょうまる)は舞阪港を母港に、新居砂
揚場で乗船するスポーツフィッシャーマンの頼れる船です。

お問い合わせは
哲丸丸和久田船長 浜松市西区舞阪町 053-592-0919 まで

「ブルンッ」と哲昌丸のエンジンが唸る。夢中でやりとりする
うちに見張りはいなくなっている。
先に行くぞ!船長は次の浮き藻あたりでジャンプするシイラを
見つけている。

「休んでられないぞ!」と笑う海の男ですよ。

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