哲昌丸 再びシイラの海へ 金色の煌き

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年08月04日 11:19



遠州灘の海を行くものは、海の様子を「灘(なだ)」と云う。

「灘が悪い」は海が荒れていること、先週末の哲昌丸のシイラ
釣行は早朝より吹き始めた風が波を起こし、うねりをつくり、
シイラのつく浮き藻やゴミを海に沈めてしまった。

午前中いっぱい吹いた風を避け、福田(磐田)沖から愛知県境
まで戻った哲昌丸は諦めずに船を進めていきます。

「◇!☆!(ブラジリアンの「やった!」」が響き、再び哲昌
丸は船をスローに戻す。

望遠レンズぎりぎりのところで美しいシイラがジャンプして
右へ左へと走る。スプールはキリキリと音を出して出てゆく。
のけぞる。



沈みこんで暴れるシイラは船に寄せられる、金色の美しい姿が
タモに吸い込まれる。
長い見張りと悪い灘の中を行けば、しっかりと金色のトロフィー
が手に入るの図である。



陽気なブラジリアンのアングラーたち、手をたたき、やったや
ったと仲間を祝福する。

カメラは波をかぶり、キュッキュッとレンズを拭きながら迫る。
船中に取り込まれてもシイラは決して諦めたりはしない。
足を薙ぎ、クーラーにぶつかり、飛び越えて大いなる海へ戻ろう
と暴れまわる。

ちょっと小型ながら船中2匹目、全員に釣らせる哲昌丸もこの灘
の悪さにはかなわない。

「小さいね船長」、「わはは、魚は魚、女は女ダヨ」

そんな言葉に「ワッ」と船中が沸く。



<哲昌丸(てつしょうまる)>

遠州灘・御前崎沖広くシイラ釣りやサビキでのアジ・サバを狙
う遊漁船哲昌丸(てつしょうまる)は舞阪港を母港に、新居砂
揚場で乗船するスポーツフィッシャーマンの頼れる船です。

お問い合わせは
哲丸丸和久田船長 浜松市西区舞阪町 053-592-0919 まで

「夏休みは連日出すぞ」と笑う海の男ですよ。

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