南浜名湖は舞阪・新居・雄踏・村櫛などの多くの船が行き交う
かう海です。弁天島を伝えたい弁天小僧は舞阪港の多くの漁師
さんとさまざまなことを教えていただいています。
海の主役を知らずして南浜名湖の楽しさを伝えることはできま
せん。
舞阪港沖8.5マイル、ようよう陸(おか)が見えるほどの沖には
浜から遠望する大型船の航路があります。その海域で操業する
手長エビ漁から
エージ船長の漁徳丸は帰港します。
どこまでも続く美しい遠州灘の浜に男らしく屹立したと表現し
たい今切、海から見れば真っ赤な灯台を先に男らしく突き出し
ているのが今切の堤防です。
海で「仕事」をし戻る浜名湖のすばらしさを体験します。
以前、シロコ船(シラス漁船)の船首に胸を張って戻る漁師
さんを見た時、「すばらしいなあ」と思ったあの同じ海を戻る
うれしさ。写真を撮りレポートする男だって胸を張るのです。
今切に架かる国道一号線浜名バイパスの浜名大橋を越えて白
灯台を右へ、外海から帰るうれしさは達成のうれしさです。
海の男たちを擬似体験して青い空を見上げ、また海を振り返
ってみるのです。
どっさりと手長エビとアマダイを積んだ漁徳丸帰還する。
舞阪港にはお父ちゃんやお兄ちゃんの戻りを待ちかまえて水
揚げを手伝い、セリにかける港のお母ちゃん、お姉ちゃんた
ちが集まっています。
これもシロコ船で胸張って戻る漁師さんの擬似体験です。
シロコ船の着場の向こうが鮮魚の「問屋」です。
ここで魚を降ろし、午前11時頃からのセリにかけるのです。
漁徳丸のエージ船長のご厚意で「
アマダイ漁」を10回で、
「
手長エビ漁」を今回を含め12回で書かせていただきました。
中深海のお魚を紹介しようと「
遠州灘のお魚さん」も回を続
けることができました。
ご厚意感謝いたします。そしてまた再び遠州灘の沖へ連れて
いってください。
弁天島の海から外海へ向かい、漁を終えて凱旋する船の男た
ちの仕事を少しでもしれば、それは弁天島を知ることになる
と思うのです。
そしてその心はご協力いただいた:
漁徳丸のGOOD FELLOWS
でお読みください。
海を行く漁の厳しさ、心を知ることができます。