はまごうの育つ島

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年04月12日 13:23



南浜名湖の弁天島、海に立つあの赤鳥居の向こう側には島があり
ます。
いかり瀬と呼ばれる浜名湖の入口に広がるこの瀬の厳しい自然の
中でも海浜性の植物が育っています。

この瀬の自然を守ろうと定期観察会と保護、外来植物の駆除など
を行っているのが「舞阪の自然を守る会」のみなさんです。
春の定期観察会を開催されたみなさんに同行させていただきました。



いかり瀬には後から植えられた夾竹桃などが生えていますが、大き
な植物が自生するところではありません。
その中でも自然を守る会のみなさんにここで自生が発見されたの珍
しい海浜性の植物が「はまごう」です。

たった2本から見事に育ち広がったという「はまごう」は地を這う
ように枝を伸ばしています。



荒れ果てた荒野のような地に育つ「はまごう」はこれから緑を芽吹
くところです。
「はまごうはね、7月8月頃に紫のきれいな花をたくさん咲かせるの
よ」と教えていただきましたが、今は足元に生い茂る藪のように見
えています。



珍しい海浜性の植物が足元を覆うならば、夏には見事な花畑になる。

「またお誘いしますから花を見に来ましょうね」

厳しい地だからこそ美しく咲く花を楽しみにもできる。
次の花の季節を楽しみに「舞阪の自然を守る会」の活動をお手伝い
できたらいいなと思う。

守られるべき自然は私たちのマナーで保つべきこと、多くを教えて
いただき観察会は先の海へと向かうのでした。

関連記事