時は早すぎ、さすがにカツオはまだながら・・
南浜名湖あそび隊が一度やりたいと思っているのが「カツオの
宴」であります。
仲間と集まっている席の肴に、魚屋さんにお願いして「カツオ
山盛り!いっちょう」とお願いしに行く。
「どのくらいにします?」には「とにかく大皿に大盛りの分厚
いカツオ!」と言い、ドッシリと思いカツオを山盛りにして持
ち込むのであります。
刺身でもマグロでは品よく納まってしまい、「ビールいかがで
すか」なんて会になってしまうのだが、「カツオ大盛り、容赦
なくニンニクショーユの会!」にすれば、男たちは乱暴になり、
海の肉を食らう野生となるのです。
「ニンニクは・・・」などという理由は聞かず、肉としか思え
ない重さのカタマリを口にいれてはビールを豪快に飲む。
酌などはせず、ケースごとビールを置き、スポンスポンと栓を
あけてしまい、早く飲め飲め、カツオ食えと、ビールだくさん、
ニンニクカツオの会とするのであります。
20人がとこの男たちが、腹いっぱいにカツオとビールを食らい
飲めばいったいいくらくらいかかるかと考えながら、実行でき
ないでいる。
肉食は男たちをヤル気にさせ、体をカッと熱くさせ、泡のビー
ルはカツオの脂を洗っては次々に箸をすすませてゆく。
覚悟のニンニクカツオの会はぐるり車座でいい。若きも古きも
カツオの肉を食らう為だけに集まり、山を崩してゆくことのみ
に専念し、口の中が痛いほどのニンニクの刺激にカッカッと体
を火照らせ、ビールをどんどん消費してゆくのだ。
もうカツオや~い!なんて考えるのは気が早い。
品がよいその店でたのめばショウガショーユで食わせたからい
けないのだ。
カツオ山盛り覚悟のニンニクショーユの会は今年の計画の中に
ある。
丸くかこんで、最低数十センチに摘んだ大皿の上にカツオ肉が
積みあがっている。
そして平らげられた大皿が見えている。
ぐるりと車座の男たちは、車座のまま後ろにひっくり帰り、カ
ツオのようにパンパンに張った腹を出して「う、う、う」と満
足のうめきを出しているのである。
カツオは勝男。ニンニクは”人肉”、人を食ったような男たち
が出来上がるのである。
早くこ~い カツオ!