浜名湖の冬の市場魚たち

イチロー@南浜名湖.com編集長

2025年01月05日 06:30



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる雄踏市場(他鷲津市場など)の今年の開市もいよいよ1月15日までとなります。

浜名湖伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」の漁期終了と共に4月1日まで市場が休みとなります。

今朝は1月に水揚げした魚から数が揃わない(競りの単位のひとカゴにはならない)ものを集めた、市場ファンが呼ぶ「夢の浜名湖バラエティセット」を紹介しましょう

さて、魚の名前がわかるでしょうか



このカゴを見れば今日の浜名湖に泳ぐ魚たちをさまざまに知り、楽しむことができます。

最も大きい魚がキビレ(キチヌ)、汽水種のキビレは浜名湖に多く、尾ビレに黄色い挿し色を持っています。浜名湖では専門に狙う釣り師のみなさんがいて、大きさを競います。

海とつながる今切ほどではなくとも浜名湖に多いのがクロダイ、刺し網漁などに時に多くかかります。

砂底ではありながら浜名湖に多いのが岩礁魚であるクロソイやメバル類、春からは防波堤釣りで楽しむ魚も漁の網にかかります。

クロソイは時にかなりの大きさのものが揚がり刺身などで楽しまれています。

浜名湖に多い活魚がマゴチ、大きな頭と多くの骨を持ちますが尾に近い身は端麗で刺身で楽しめます。

寒ボラというように冬の美しい潮に乗って泳ぐボラは数多く揚がります。血合いも美しい桜色の刺身はクロダイとみまごうほどの美しさと味を持っています。

海につながる浜名湖には群れたイワシが泳ぎます。写真は体に星(黒い点)を持つことからナナツボシとも呼ばれるマイワシです。

その他シラスの親であるセグロ(カタクチ)イワシも入ることがあります。

南浜名湖あそび隊

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