弁天島いかり瀬のアゴヒゲ カワウの季節のはじまり

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年12月09日 12:11



早朝の遠州灘で漁したカワウたちが夜明けと共にねぐらへ戻る大編隊が浜名湖を渡りはじめ、誰もが「大きな群れだなあ」と見上げててしばらく、今朝は弁天島のいかり瀬の先に羽を休めにやってきています。

浜名湖弁天島の瀬をカワウが埋めるようになれば冬のはじまりです。

カワウたちは羽を休めながら瀬の先に群れ、通り過ぎる小魚の群れを待っています。



遠望すればまるで突き出た顎に生えたアゴヒゲのよう、この群れはこれからも増え、真冬に数千羽という大集団となります。

浜名湖に飛来し、越冬するのはそれだけ遠州灘やつながる浜名湖の豊かさを表しています。



弁天島の瀬ではこれから海の鳥たちが漁する様子を見ることができます。

小魚の群れが来れば一斉に群れて襲いかかる鳥はさまざま、カワウの群れ、ユリカモメやカモメ、トンビまでが揃って漁をはじめます。

大集団で殺到するカワウは潜って魚を獲り、逃げる魚が海の表層に来ればカモメが、傷ついて浮かんだ魚を脚で掴んでトンビがさらっていきます。

鳥たちの漁の冬が始まっています。

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