浜名湖鷲津市場の鳥の取り分 ユリカモメ・カワウ
日曜日の朝は浜名湖の湖西側にある鷲津市場にでかけます。
遠州灘の潮が最も強く出入りする海域にある鷲津市場は水揚げする漁師さんは市場に船を横付けして魚を揚げています。
船のカンコウ(生け簀)などから急いで水揚げした漁師さんが去れば、足元に落ちている小魚は鳥たちの取り分となります。
船にやってくるのは小型のカモメ、ユリカモメたちです。美しい白い羽に灰色の刺し色を持つユリカモメは浜名湖の冬鳥です。
舞阪漁港や鷲津市場、牡蠣の水揚げ場などにやってきて、魚やカニなど水揚げに混ざる小さな生き物をついばみます。
船にあがらずに、水面に泳いで待つのがカワウたちです。
鳥たちにはそれぞれの取り分があり、カモメやユリカモメは船や水面に浮いた魚を、カワウは浮いた魚や沈みつつある魚を、水面に浮いた大きな魚は手(脚)づかみしてトンビが獲っていきます。
早朝の市場は小魚をもらうチャンス、ちゃんと鳥たちはその取り分をもらう場所を心得ているのです。
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