舞阪漁港底曳き漁の深海魚 シャチブリ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年10月19日 16:50



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は、静岡県では珍しい深海の幸を水揚げする底曳き漁が操業しています。

陸(おか)から見れば水平線辺りの200mもの深海に網を曳く底曳き漁は舞阪名物のメヒカリや、深海の美エビのアカザエビ・アカスエビなどを水揚げしています。

市場では底曳き網の水揚げに混ざるさまざまな珍しい深海の不思議を見ることができます。

シャチブリ(の仲間)です。



しばしば深海の不思議を紹介する番組でも登場するシャチブリは深海魚の特徴である長く消えてゆく尾を持ち、大きな特徴であるゼラチン質の吻(ふん=頭の先に突き出た部分)を持っています。

調べれば英名もJellynose fish(ジェリーノーズフィッシュ)、まさに姿を現した名前です。

底曳き漁では水揚げしない(未利用な)魚や生き物を洋上で海に還していますが、ときどき他の魚に混ざって港までやってきます。

底曳き漁を持つ舞阪漁港は深海の不思議をも揚げています。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸のみなさん
深海魚 ※舞阪港の深海魚
共榮丸一艘曳き底曳き漁

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