舞阪大太鼓まつり 年番砂町少年太鼓・大太鼓先導で御神輿納まる
今も旧暦9月15日開催を守る舞阪大太鼓まつりこと岐佐神社祭典は本日が本まつり。早朝8時前に岐佐神社を出立した神の乘物御神輿を先導するのは舞阪四町の年番の砂町の少年太鼓・青年太鼓です。
岐佐神社祭典は午前の往路は岐佐神社宮下から舞阪漁港前を通過して往還通り(旧東海道)を東へ、年番を先頭に御神輿、各町少年太鼓・大太鼓が続き、女子の手踊り賑やかなに新町から国道を渡った稲荷山を目指す神の共の列が続きます。
復路は16:40分から灯火をつけて往還通りをまた岐佐神社を目指します。
19:10分、岐佐神社に近い年番砂町内の御輿休所で休んだ神の列は20:10に出立、岐佐神社を目指します。
一番に神社の三連の石鳥居をくぐり石段上の社殿を目指すのは年番砂町の愛国少年太鼓、先で綱曳き、後ろをこじあげながら大太鼓を叩いたまま境内へ揚がる晴れ姿は少年たちの4年に一度の晴れ姿です。
続く年番砂町の愛国青年太鼓はまさに石鳥居の幅高さギリギリの大きさ、真っ直ぐに通過させるのも青年たちの心意気と力を合わせての見どころです。
石段の上には長い曳き綱、音頭をとるのは木遣り、後ろには太鼓台ごとずり揚げるためにコジ棒を青年たちが力を合わせて数段づつ石段をあげていきます。木遣りに唱和して息を合わせる見せどころが続きます。
境内に揚がった大太鼓までが先導、続いて石鳥居をくぐり御神輿が納まりを目指します。
荒ぶる天狗さんを先頭に神の道具が運ばれ荒ぶる男たちを喜ぶ御神輿が石段をあがってきます。
一日を舞阪衆の肩に担がれ休所で休んでは稲荷山までの往路、復路を楽しんだ神が岐佐神社へ御神輿と供に納まります。
列はまだまだ三町の大太鼓が続き、石段を上り、最後は来年の年番「新町」の青年太鼓が揚がり、今年の内納めを行います。
その時間はもう日が変わる頃、新町大太鼓が鳴り止めば年番砂町の年が終わり、新町への年番渡しが社殿内で行われます。
旧暦9月15日で旧年が終わり、日を跨ぐまつりは年番新町の年となるのです。
※6年続けておりました岐佐神社祭典取材でしたが今年は身内の法事と重なり、この写真の時間のみの取材となりました。
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岐佐神社ホームページ
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岐佐神社祭典2016(西町年番)
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岐佐神社祭典2015(仲町年番)
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岐佐神社祭典2014(新町年番)
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岐佐神社祭典2013(砂町年番)
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岐佐神社祭典2012(西町年番)
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岐佐神社祭典2011(仲町年番)
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