舞阪漁港 巨魚オオニベのアッカンベロン

イチロー@南浜名湖.com編集長

2017年04月26日 11:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪から出漁するタイ網漁で、オオニベが揚がっています。

オオニベとはニベ科の巨魚、育てば1メートルを超え20数キロに達する魚ですが、大きさを除けば見た目も同じニベ科のイシモチ(シログチ)と似ています。

イシモチ同様、深い海域にには棲みませんが水圧の変化によわく、こんな風にアッカンベロンになって揚がる時があります。



これは昨日のタイ網漁の幸福丸の漁師さんが揚げたもの、なんと13.4キロの重さの堂々たる巨魚のオオニベです。

こんな巨魚が何尾も舞阪漁港に並ぶことがあります。

オオニベは巨魚にありがちな大味なことはありません、早朝出漁昼過ぎ戻りの舞阪ものなら刺身にも新鮮な切り身にもなるオオニベ、やや赤身がさした美しい白身がふんだんにとれる魚です。

さまざまな料理で活用されますがムニエルなどバターやチーズなどにあうほか、和食でも楽しめます。



こちらの小さなアッカンベロン組がイシモチ(シログチ)、大きさは30センチくらいですがよく似ているでしょう。

もうひとつ活きたイシモチはこの浮く袋を収縮させて「グウグウ」と鳴きます。

魚がグウグウと鳴くから「グチ」を言っているとしてグチ、シログチとなったのだとか。
さすがに活きたオオニベは鳴くかどうかはわかりませんが、これは洋上で網を揚げる漁師さんに聞いてみましょう。

※取材協力:浜名漁協 舞阪漁港幸福丸
遠州灘のお魚さん
舞阪のお魚さん

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