舞阪港の赤い靴 アカグツ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年09月22日 11:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪から出漁するタチアジ漁・底曳き漁の漁果の中に珍しい魚が入ることがあります。

「ぼくアカグツ!」と語りかけてくれそうなかわいらしい顔、ゆるキャラも裸足で逃げ出すかわいらしさを持つのがアンコウの仲間のアカグツです。

遠州灘の深海に棲んでいますがしばしばタチアジ漁や底曳き漁の網にかかって揚がっています。



アンコウ仲間の特徴は体が丸く平たいこと、アカグツはトゲトゲを持つことから素手では痛いような体をした小さな魚です。

後ろの横に飛び出したヒレに短い尾ビレを持っています。



アカグツをひっくり返すとアンコウの仲間の特徴である腹にある小さなヒレがあります。アンコウの仲間は待ち伏せして魚を呑み込みますが、このヒレで砂底を這っています。



「ぼくがアカグツだよっ!」

舞阪港に水揚げされる魚に混ざってやってきた珍しいお魚、市場ではこんなかわいい子に出会うこともあるのです。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港新星丸
舞阪港の深海魚
舞阪港のお魚さん

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