舞阪岐佐神社祭典 手踊り供する神の道の心

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年10月10日 17:15



南浜名湖は海の産地、自然と供にある舞阪は遠州灘に漁する港町、伝統の岐佐神社祭典は今も旧暦9月15日開催を守り、去る10月7日宵まつり、8日(満月)に本まつりが開催されました。

岐佐神社を出立した神輿渡御の列の先導は年番新町の手踊りの列、大太鼓(中太鼓も)男が叩くもの、その前を賑やかに行くのが砂町の手踊りです。各町出し物が違い、舞阪音頭など定番の曲から最新の踊りまでを披露しつつ進みます。



宮下通りを西へ向った渡御の列は突き当たりを右折、舞阪の料理の名店「魚あら」前に達します。
舞阪港を窓外に見る魚あらは遠州灘・浜名湖の幸を食べさせるお店です。



魚あらの前で行列の接待をする「魚あら」の四代目山田哲也さんに出会いました。

先頭が店の前に達しても最後尾はまだ神社の境内を出ていないという長い神の供の列に奉仕する魚あらのみなさんです。

本まつりは日射しの中、こうした心が行列の進行を助けています。



神輿渡御の先頭が舞阪往還通り(旧東海道)へと進みます。
かつては東海道三十番目の宿場であった舞阪宿は、東海道でも珍しい海に突き当たる宿、旧舞阪町は港に近くに残された旧脇本陣を修復し、今に残しています。



神輿渡御の列は往路・復路に一カ所づつ御神輿御宿(おみこしおやど)を設けています。
往路のお宿は西本陣、ここは資料館ですから宿主を設け、町内のご夫妻が担当して正装でお迎えします。



先導する年番中学生の太鼓が御宿にやってきます。

かつてから大太鼓を叩く余興として行われてきた仮装を中学生が担当しています。
女装やかぶり物などで楽しさを加える行列の先導の太鼓が宿に曳き寄せられていきます。

岐佐神社祭典2014(新町年番)
岐佐神社祭典2013(砂町年番)
岐佐神社祭典2012(西町年番)
岐佐神社祭典2011(仲町年番)

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