育つ弁天少年の太鼓響く 弁天神社祭典
南浜名湖の夏の始まりは弁天神社祭典からはじまります。昨日から今日まで開催されている大太鼓のまつりが、弁天島各所をまわり続いています。
使われる太鼓は高校生以上が叩く大太鼓、中学生までが叩く中太鼓、大太鼓は大人が見上げるほどの大きさですが、中太鼓も子供たちにとっては挑む大きさの太鼓です。
まるでバットのような長さを持つバチ、「太鼓ブチ」を手先だけで打てるものではありません。憧れの大太鼓を叩く青年たちのように、体ごとぶつかるのだと中太鼓に挑みながら少年たちは成長していきます。
大人の太鼓ブチには「弁天島連」「二弁青年」などと書かれていますが子供たちの太鼓ブチは「弁天少年」、弁天少年の叩く太鼓が響きます。
弁天少年たちの憧れは隣で叩かれる大太鼓、見上げるほどの中太鼓よりさらに巨大な太鼓が青年たちにより休まず叩かれています。
踏み込み体重を載せてぶつかり叩くその太鼓を叩く日を夢見て、まずは見上げる中太鼓を叩くのです。
町内をめぐる昼間の太鼓のあと、大太鼓と共に弁天少年たちの太鼓は20時以降小学校6年生・中学生のみとなり21時の弁天神社納まりまでを叩ききります。
曳かれる太鼓は多くの美しい提灯をつけていますが、太鼓側には上に吊された電灯ひとつだけとなります。
電灯に浮かぶまるで満月のような太鼓を叩いて夏を呼びきること、小さい子供たちに託されたカッコイイお兄ちゃんたちの中太鼓は最後まで叩きつづけらます。
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弁天神社祭典2014
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弁天神社祭典去年まで
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