浜名湖雄踏港 漁師さんと共生するカワウたち

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年06月07日 16:22



南浜名湖は海の産地、舞阪港を含め浜名湖の漁船数が静岡県最大だというのは、アサリ漁が盛んであるから、一人で乗る漁船が多いのも浜名湖の漁業の特徴です。

漁師さんの多い豊かな海ともいえる浜名湖には冬にさらに多い鳥の漁師さんが渡ってきます。
カワウです。
春と共に渡ってゆくカワウの群れから離れ、通年で浜名湖に棲むカワウたちは、浜名湖の魚を水揚げする雄踏港にやってきます。
水揚げする漁師さんの船を知り、分け前をもらおうと船のすぐ横までやってきます。



カワウはご存じのとおり鳥の漁師さん、意外なほど長く潜水泳ぎをして魚を捕らえる鳥です。
漁師さんの船の上で魚の写真を撮らせていただいていると、目の前までやってきては、不要な小魚をもらおうと待ち構えています。
鋭いクチバシに緑色の目、カラスのように真っ黒なカワウはとても貪食の鳥です。



浜名湖の網で獲った小魚と一緒に入った藻などを分け、傷ついた魚などを選別する漁師さんの近くには、こうしてカワウたちが待ち構えています。
漁師さんより多くの魚を獲ってしまうという困った鳥の漁師さんが船と一緒に港に通ってくるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん
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